みなさん、こんにちは。
世間はクリスマスも終わり、年末に向けてまっしぐらな今日この頃ですね。
テレビをつければ、2018年や平成を振り返る特番が目白押しではないでしょうか?
2018年に大きな話題を呼んだ『タニタ×バーチャロン』コラボ再び
さて、それでは2018年を振り返る、という訳ではありませんが、今年大きく話題となったクラウドファンディングプロジェクトが再募集となりましたので、ご紹介させて頂きます。
こちら、体重計のタニタが電脳戦機バーチャロン向けのツインスティックの再募集プロジェクトです。
こちらのブログでも、前回のプロジェクトを記事にさせて頂きましたのでご紹介します。
一人の電脳戦士『チャロナー』(バーチャロンプレイヤーの事をこう呼ぶのだそうです)の熱き想いに応えるべく、仲間たちが叡智を結集し、不成立の壁を乗り越えてた成功した素晴らしいプロジェクトでした。
しかし、開始僅か11時間で支援目標を達成するという高速怒涛の展開だったせいで、『迷っているうちに終わってしまった』『支援したかったがタイミングを逃した』という声も寄せられていたそうです。
価格が39,800円(税別)という、コンシューマゲーム機本体並ですから、やっぱり悩みますよね。
そのため、前回のプロジェクト終了時から検討を行い、今回はドドーンと1000台を追加生産をする事になりました。
ゲームへの没入感とユーザビリティを高めたチャロナー垂涎のスティック
まず改めて、ツインスティックの特徴をお伝えします。
スティック基部の構造強化
スティック基本部分の構造を一から見直して強化しており、長時間使用に耐えうる強度を身に着けました。
アーケード同様 傾斜角度を8度に設定
従来のコンシューマー向けスティックは傾斜角度が4度でした。基幹部分を強化することにより、アーケード筐体と同じ8度の傾斜角を得ることが出来ました。
アーケードクラスの耐久性
第一回目のクラウドファンディングでは、軽量化を重視するあまり、全て樹脂製で新設計を試みましたが、かえって高額化を招くことになり、支援目標金額に届きませんでした。
そのため、思い切って金属筐体で作る事により、重量感は増しましたが、堅牢性を確保する事が出来ました。また、ボタン部分は信頼性の高い汎用品を使用することにより、更なる堅牢性とコストダウンを図っています。
なお、今後のサービス体制も考え、修理がしやすい配電設計や、取替え用のスティックを用意するなどメンテナンス性も充分考慮された作りとなっています。
過去のバーチャロン3作品に対応
https://camp-fire.jp/projects/view/115586より転載
©SEGA CHARACTERS
©SEGA/AUTOMUSS CHARACTER DESIGN:KATOKI HAJIME
プロジェクト成功の大きな要因として挙げられるのが、タニタの情熱に応える形で、セガが『電脳戦機バーチャロン』をPS4に移植決定の発表があった事でした。
シリーズ3作品は、今回のツインスティックに対応となっています。
メーカー公式WEB:http://virtual-on.sega.jp/
プロジェクト不成立の場合
今回は、目標1000台、支援金額は4460万円を予定しています。
目標金額に届かなかった場合は、プロジェクトは不成立となり、全額返金を予定しているそうです。
しかし、第一回目は8000万円以上の支援金額を集めながら、目標金額に届かず不成立となりました。
今回は、目標金額に届かない場合は、プロジェクトは不成立となりますが、希望者に対する受注生産に切り替える、との事です。
その場合、計画に反して少量生産となりますので、1個あたり50,000~80,000円程度の価格帯で、希望者に対する受注を取る、としています。
企業コラボの可能性を増大させるクラウドファンディング
支援期間は2019年1月30日までとなっています。
普段だったら手が届かなくても、お年玉で支援する事は可能ですね。
さて、前回の記事でもお伝えしましたが、この『タニタ×セガ』プロジェクトは、二つの企業間の交友があり、それがプロジェクト企画から成立までを力強くサポートした面もあります。
しかし、クラウドファンディングプロジェクトを詳細に見ていくと、クラウドファンディングサイトがまったく接点のない企業間の接着剤として役割を果たしています。
関東の老舗酒造が大手家電メーカーと組んで、今までなかった新しい製品を生み出したのは最たる例ですね。
このプロジェクトは関東の老舗『石井酒造』が、新しい味覚を持った持っている技術の利用法を研究していたシャープと共に造り上げたプロジェクトです。まったく接点がなかった二社が、クラウドファンディングサイトの仲介により、一つの新しい製品を世に送り出すきっかけとなりました。
今後も、こういった案件がどんどん増えていくことを心待ちにしています。