皆さんこんにちは
クラウドファンディングのプロジェクトを紹介するアズプレスです。
それでは、今回クラウドファンディングプロジェクトで思わず『これすげー!!』と思わせるプロジェクトを紹介します。
スーツケースも歩く時代?ロボットケース『トラベルメイト』
まずはアメリカのクラウドファンディングサイト『indegogo』で約80万ドルの資金調達を成功した『持ち主の後ろをついてくるスーツケース』からご紹介です。
スーツケースといえば、出張や旅行には欠かせない必需品。でもあれこれ必要なものを詰め込んでいくうちに重くなるのが悩みの種です。これくらいなら大丈夫、と思っても、いざ出かけてみると、エレベーターが遠かったり階段移動を余儀なくされたり、なんて大変だったりします。到着した駅や空港が広くて、出口まで意外と歩かされてしまう、なんて事もあります。
そんな悩みを解決するのが、この魔法のスーツケース『トラベルメイト』です。
センサーとカメラで持ち主を自動追尾
このスーツケースは、内臓カメラとセンサーでユーザーの後ろを追跡するため、ユーザーは手ぶらで旅行を楽しめます。障害物や歩行者を避けながら、時速最大9kmで持ち主の後ろをついて来ます。立てたり、寝かせた状態でもどちらでも移動可能です。
また、ジェスチャーで動かす事も可能です。
https://travelmaterobotics.com/ja/より出典
最大100時間のバッテリーを搭載
駆動にはリチウムバッテリーを使用しており、連続駆動で4時間以上、待機時間は最大100時間と、移動の多い旅行でも充分な容量を持っています。また、USBポートを内蔵していますので、スマホやパソコンの充電に利用できます。
専用スマートフォンアプリで操作
専用スマートフォンのアプリをリリースしており、スマホから施錠、開錠を操作できます。また、GPSも内臓しているため、万が一の紛失にもスマホから場所を特定可能です。
まるでペットのように持ち主の後ろをついてくる魔法のスーツケースです。
指で通話!? 指輪型スマートデバイス登場
指一本で電話、メールなどが簡単に出来る
こちらの製品は『ORⅡ』は骨伝導技術を利用した、指輪型のスマートデバイスです。
お手持ちのスマートフォンと連動させれば、スマホを使用しなくても音声通話が出来ます。電話だけでなく、メール、LINE、フェイスブックメッセンジャーなどもデバイスから利用できます。通知はバイブレーションとLEDライトでお知らせしてくれます。
音声アシストにも対応しているので、声で操作も出来ます。『〇〇に電話して』や『メールを送って』などのコマンドを話せば、スマートフォンを操作できます。
防滴使用なので、日常の水濡れや汗にも安心
近年発展を遂げる骨伝導技術。将来的にはスマホがなくてもこのデバイスだけで充分、なんて日が来そうな予感がします。
不気味さが大事 動物型ロボット案山子(かかし)
続いては、秋田県立大学から発したプロジェクトです。バイオとロボットの融合を研究している齋藤敬氏が、近年増加し続ける農作物の鳥獣被害を減らすために立ち上げられました。
畑を走り回る動物型ロボットの必要性
齋藤氏は元々、神経の情報から義肢を動かす研究に始まり、現在では様々な産業ロボットの研究を行っておられます。
その際に、自身で試作した動物型ロボットを研究室で飼っているヤギに見せたところ、普段動じないヤギが予想以上に驚いたのだそうです。予想外のヤギの挙動に、『ヤギも人間もロボットの動きは不気味がるのなら、動物型ロボットが鳥獣被害対策に役に立つのでは?』と考えたのだそうです。
出典:https://readyfor.jp/projects/robot-kakashi2017
ロボット『しろやぎ』を畑の守り神『かみやぎ』へ進化させるために
2000年より開発を続けている多脚型歩行ロボット『しろやぎ』をベースに改良し、飼育施設などの動物を使ったテストを重ね、低価格での量産化を目指しています。ロボットの研究費や原材料代の資金調達としてクラウドファンディングを実施し、無事に目標金額を達成されました。
ガンダムの生みの親、大河原邦男氏も支援
『機動戦士ガンダム』シリーズのメカニックデザインを手掛けられた、大河原邦男氏もプロジェクトにご賛同されています。募集は終了していますが、リターンは大河原氏が描かれたポストカードから、先行量産機の購入まで、幅広く設定されていました。
出典:https://readyfor.jp/projects/robot-kakashi2017
動物型ロボットといえば、みなさんご存知ドラえもんです。ドラえもんの雛形がまずは畑のパトロールから発展した、という未来を想像するのは楽しいですね。
後は振るだけ。世界の民族楽器を奏でるハイテク楽器
最後は、なんと振るだけで世界の様々な楽器の音色を奏でてくれるハイテク楽器、GALAの紹介です。
スイッチ一つで100種類以上の音が思いのまま
この製品には、センサーが内蔵されており、振るだけで楽器の音色を奏でだし、振り方に応じて音の大きさなども変化するように作られています。こんな小さな製品の中に、世界中から厳選した12種類の楽器、音色はなんと100以上が入っているというのですから、驚きです。
出典:https://www.makuake.com/project/sanrokusha/
楽器の種類だけじゃない コダワリの音質と手にふれる質感
内臓されている音の素材は、プロの演奏家の演奏を、一音づつ生録音したものをしようしています。また、音の出し方や音階をサウンドエンジニアがチューニングしており、振るだけでまるでベテラン演奏者の演奏のような音色を実現しています。
また、小さなお子さんが遊んでいても怪我しない、安全性に配慮したデザイン。ギターやバイオリンで使用されるメープル材を使用した工芸品のような佇まいを実現し、使用する人の耳にも手にも優しい設計を作り上げたそうです。
子供たちに世界の事をもっと良く知ってもらいたい、国々の文化を知るのに最適なのは楽器である、との考えからこの製品は開発されたのだそうです。
GALAで育った子供たちから、世界に羽ばたく演奏家や楽曲家が生まれた、なんて未来を想像出来る、とてもすばらしい製品です。
以上、アズプレスが思わず未来を予感した、クラウドファンディングプロジェクトをお伝えしました。