インベスティのクラウドファンディング応援ブログ

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『この世界の片隅に』に続け クラウドファンディングを利用したアニメプロジェクト

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世界に誇る『クールジャパン』の象徴ともいうべきアニメ。アニメ製作の現場でも、クラウドファンディングが利用されています。

 アニメ製作は、資金作りが大変? 

元々、アニメは制作費が非常にかかるため、映画などでもそうですが『製作委員会』方式がとられていました。これは、アニメ製作で得られる収益を分配する約束で、各会社が制作費を分担する、という形です。たとえば、テレビ放送を見込んだ放送局、放送後のDVD販売を考えているDVD販売会社、原作小説の売れ行きアップを考えている出版社などです。

たくさんの会社で制作費を分担するためリスクも分散出来ますが、たくさんの意見も集約しなければならないので調整が大変そうです。また、基本的に製作委員会を担うような会社も、出資金に限度があるため、全ての企画が採用される訳ではありません。

そのため、不特定多数に資金を募るクラウドファンデングで資金を募り、小規模ながら製作してしまおう、パイロットフィルム(先行して製作される映像)を作って、市場の反応を見よう、という考え方が広まっています。

 

それでは過去に資金調達に成功したアニメプロジェクトを紹介していきます。

興行収入27億円突破 映画『この世界の片隅に』

 

この世界の片隅に

 

クラウドファンディングがなければ出来なかった名作!?

興行成績もさることながら、クラウドファンディングによって作られたアニメ映画、という事でも話題を呼んだ2017年のヒット映画です。クラウドファンディングとアニメの関係性を語る上では外す事ができないヒット作、と呼べるでしょう。

『クラウドファンディングで作られた~』などと紹介される事もありますが、元々は企画を通すためのパイロットフィルムの制作費調達としてプロジェクトが立ち上がりました。

目標2000万円に対して大幅突破

目標支援金:2000万円 (MAKUAKE)

調達支援金:3912万円 目標達成

支援者人数:3374人

支援コース:2000円~108万円

主なリターン:製作メンバーに登録、製作ミーティングへ参加、EDクレジットなど

 

www.makuake.comhttp://uneedzone.jp/info.php?type=items&id=I0000022

公開当初は63館だった映画館も、最終的に世界各国で上映されるなど400館以上で封切られ、興行成績も27億円を超えました。2016年にはアニメ映画史上屈指の大ヒットを叩き出した『君の名は』の公開年でしたが、同作とともに多くの映画賞を分け合いました。2019年に追加映像を加えた別バージョンが公開予定となっています。

PCゲームのロングヒット作品をアニメ化 『Dies irae』

出典:http://uneedzone.jp/info.php?type=items&id=I000002

www.youtube.com

始動わずか5日間で目標支援金を達成

目標支援金:3000万

達成支援金:9656万

支援者人数:5188人

支援コース:3,000円~1,000,000円

主なリターン:認定証授与、EDクレジットに名前掲載、試写会招待など

 

uneedzone.jp

無事製作され2018年7月に放映

【Amazon.co.jp限定】Dies irae Blu-ray BOX vol.3 (特典:描き下ろし全巻収納BOX[蓮/司狼]付き)(全巻購入特典:オリジナルラジオ風CD 引換シリアルコード付)

diesirae-anime.com

 

youtu.be

あの名作アニメを生み出したクリエイターも参加 『薄暮』

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出典:https://camp-fire.jp/projects/view/11715

原作は『涼宮ハルヒの憂鬱』『WakeupGirls』などの山本寛氏

アニメに詳しい方ならご存知の方も多いと思いますが、大ヒットアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』のシリーズ演出を手掛けられた、山本寛氏の新作アニメが現在プロジェクトの支援金を募集されていました。

 内容は福島を舞台に、素敵に生きる少年、少女達と、福島の『いま』を、自ら原作小説を執筆し、劇場アニメ化を目指しています。

支援金額は突破 2019年公開を目指す

目標支援金:1500万

達成支援金:2103万

支援者人数:1225人

支援コース:1,000円~1,000,000円

主なリターン:支援会員権、EDクレジットに名前掲載、CM製作権など 

camp-fire.jp

 プロモーションの一環!? 『地下鉄に乗るっ』

市営地下鉄のPRイベントキャラクター達をなんとアニメ化!!

京都市営地下鉄が女子高生をPRキャラクターとして展開した『地下鉄にのるっ』が好評だったため、今度は男子キャラクターでPRを開始します。

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出典:https://camp-fire.jp/projects/view/82702

はじまりは女子高生PRキャラクター

もともと京都市営地下鉄は経営が厳しい状況、多くの人に地下鉄に乗ってもらいたいと、女子高生PRキャラクターを製作し、PRを開始したのが始まりだそうです。

当初は話題を呼んだものの、そこは資金難の地下鉄。徐々に展開は縮小に向かいました。そこで、アニメ化プロジェクトを立ち上げ、クラウドファンディングを利用したところ、なんと1000万の資金調達に成功しました。2017年に短編アニメが完成し、劇場公開されたのだそうです。

www.youtube.com

出典:https://camp-fire.jp/projects/view/82702

活躍の場が少なかった地下鉄男子のためにプロジェクト開始

180810 chikadanshi top.jpg?ixlib=rails 2.1目標支援金:1000万

達成支援金:3497万

支援者人数:218人

支援コース:1,000円~150,000円

主なリターン:スマホ待受画像プレゼント、キャラグッツ、声優収録立会い権など 

camp-fire.jp

PCゲームからアニメ化された名作の10周年 『リトルバスターズ』

元々は恋愛アドベンチャーゲーム

元々は2007年に発表されたウィンドウズ向け恋愛アドベンチャーゲームでしたが、後にアニメ化とコンシューマ向けゲーム機にも移植され、異例の大ヒットを記録しました。

今回は、製作10周年を記念したアニメプロジェクトです。

camp-fire.jp

目標金額を大幅にクリア、なんとオリジナルラッピングカープレゼントコースを追加

目標支援金:3000万

達成支援金:7804万

支援者人数:3934人

支援コース:3,000円~10,000,000円

主なリターン:主題歌CDプレゼント、Tシャツプレゼント、オリジナルカーなど

 

 以上、アニメ化プロジェクトでした。

今後、クラウドファンディングの動きが活発化していけば、固定ファンを持つマイナー作品の映像化や、過去の名作のリメイク、新作の映像化などが進むかもしれませんね。