みなさん、こんにちは。
あずぷれすです。
今回は、主に取り上げていく『クラウドファンディング』について、書いていきます。
そもそもクラウドファンディングって?
と大見得を切ってみましたが、実際は『クラウドファンディング』でgoogle先生に聞いてしまえば、このブログの何十倍も見やすくて分かりやすくて、素敵なサイトを教えてくれますし、私もそこで勉強している身ですので、サクッと行きます。
クラウドファンディング(英語: Crowdfunding)とは、不特定多数の人が通常インターネット経由で他の人々や組織に財源の提供や協力などを行うことを指す、群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語である[1][2]。ソーシャルファンディングとも呼ばれる
より平たい言い方ですと、
『何らかのアイディアを持っている人(起案者)が、アイディアを実現するための不特定多数の人(支援者)から資金を募って、アイディアを実現する仕組み』
という事です。群集の事を社会や一般人を指す『ソーシャル』と置き換えて、『ソーシャルファンディング』とも呼ばれます。
著名なクラウドファンディングのプロジェクト
けっして最近作られた仕組みではなく、古くはアメリカの自由の女神の建設、また日本では広島カープの樽募金などが有名です。
自由の女神像(アメリカ)
アメリカの象徴ともいわれる『自由の女神像』は、実は一般市民の手によって作られた、という事をご存知でしょうか?
ニューヨークにある『自由の女神』像は、もともとアメリカの独立100周年を祝うために、フランス革命100周年を迎えたフランスから贈られたものです。国家的なプロジェクトではなく、民間人によって発案され、人々から寄付を募って像は作られました。
しかし当のアメリカ側も、寄付を募って像を置くための土台を建造していましたが、途中で資金が枯渇してしまいました。そこで当時、新聞社を経営していたジョーセフ・ピュリッツァーが、自身が発行している新聞紙上で寄付を訴え、無事に建設する事が出来ました。
現在、ジャーナリスト最高の賞とされる『ピュリッツァー賞』は、このジョーセフ・ピュリーツァーの意思で設立されたものです。
広島カープの樽募金
こちらも、元々は戦後のプロ野球に名選手を輩出した広島の地に、プロ野球チームを作ろう、という機運が高まって創設されたものです。
しかし、現在のように大企業がスポンサーとなって支援する形を取らず、当初は広島県内の各自治体からの出資によって設立資金を集めたため、設立当初から資金面で厳しい状況が続きました。
最初は、所属選手の給料は遅れに遅れ、遠征費が足りず遠征先の球場に選手が寝泊りする事もある中で、所属リーグからも他チームとの合併を打診されていました。
そこで、当時のチーム監督である石本秀一氏が、後援会を発足させて一般市民から寄付金を募る事を発表しました。野球熱の高かった広島市民がこぞって寄付をしたため財政が安定し、現在に至ります。これが国内プロ野球チームの中で『唯一の市民球団』と言われる由縁です。
クラウドファンデングの種類
クラウドファンディングは大きく3種類
- 購入型・・・製品やサービスなどを作るために資金を募り、見返り(リターン)として、製品やサービスを支援者は得ることが出来ます。
- 寄付型・・・プロジェクトに対して支援者がお金を文字通り寄付する形となりますので、特にリターンはありません。
- 投資型・・・起案者へ支援者がお金を投資します。起案者は、また別の企業等に融資したり会社を興したりし、得た利益を支援者へリターンとして分配します。
近年『投資型』に関しては、より細かく支援者がお金を融資する『融資型』と、起案者である企業が発行した株式を、支援者が購入する『株式型』と分類されるようになってきました。
これは従来、融資や株式売買の仲介という仕事は、投資家保護の観点から免許制で法で厳しく定められていたからです。これが投資型クラウドファンディングの活発化を妨げる要因と考えられたため、クラウドファンディングを念頭においた法制改革を行われてきました。かつては難しかった投資型の活動が、規制緩和によって活発化してきたためです。
クラウドファンディングが拓く未来
『クラウドファンディング』と真新しそうな言葉ですが、行われている活動を見ればわかる通り、従来あった手法、個人や組織によって行われてきた活動です。ただ、過去には草の根活動、地域的な規模で行われてきたものが、インターネットによって広く、より不特定多数の人々を繋ぐ事が出来るようになりました。
この流れがより社会全体に広がっていくよう、アズプレスも応援していきますので、よろしくおねがいします。
それでは、つたない文章にお付き合い頂き、ありがとうございます。
あずぷれす