インベスティのクラウドファンディング応援ブログ

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大手サイトで盗用事件が発生しました 【クラウドファンディングの信頼性について】

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みなさん、こんにちは。

クラウドファンディングプロジェクトを紹介をするインベストです。

今までも様々なプロジェクトを紹介してきましたが、今回はとても残念な事件(というか犯罪)が発生したため、記事とさせて頂きます。

 

 

成功したプロジェクトを全て模倣し資金を集める 

www.buzzfeed.com

詳細は上記の記事に書いてありますが、要するに

  1. 大手サイトにて目標を達成した購入型クラウドファンディングプロジェクトを、プロジェクト内容、ページ内画像などを全て盗用し、別の大手サイトにてプロジェクトを申請。プロジェクトはサイト側審査を通り抜け、支援金募集が開始される
  2. 本来のプロジェクト起案者が発見し、募集が行われているサイトへ通報。クラウドファンディングサイト側が起案者に聞き取りを行った所、本来の起案者とは無関係である事を認める
  3. 既に目標金額を上回る支援金額が集められていたが、プロジェクトは即時中止となり、支援者へ支援金は全額返還された。

との事です。

盗用されたチャリツモ様も、お知らせにて注意喚起を行っています。

charitsumo.com

チャリツモ様はお知らせのページにて、以下のように書かれています。

当方は、支援者およびその方々とのマッチング機能を果たしていただいたクラウドファウンディングの仕組み自体にとても感謝しています。

だからこそ、このようにあからさまな盗用・転載で資金集めをしようとする人や、そのプロジェクトを十分な審査がないままに掲載してしまうサービス提供者に対しては強い憤りを感じています。

 また、上記のBizzfeedの記事の取材に対して

Twitterで連絡をした数時間後、「イノシタ」と名乗る人物から、集まった支援金の半額を譲るから、プロジェクトを取り下げさせないでほしいという趣旨のメールが届いたという。

https://www.buzzfeed.com/jp/saoriibuki/campfire-fake-campaign

 と、答えたとの事です。

詐欺こそ未然に防がれましたが、本来のプロジェクト起案者が自分で発見し、通報したが故に防がれた事案です。その上、盗用者は『支援金を半額譲る』などという、盗人猛々しいにも程がある、まさかの提案を持ちかけています。

推測にはなりますが、最初は関係者のふりをしてシラを切り、追い詰められたら焦って既成事実を作ろうとでもしたのでしょうか?

クラウドファンディングの危険性

今回の事件で、改めてインターネットで不特定多数から資金を集めるクラウドファンディングの問題点が浮き彫りになりました。

やはり、

資金がどのように使われるのか?

プロジェクト告知ページで公開された情報は事実なのか?

支援する側はこの辺に心配がある所ですよね。

そもそも『資金集めをしながら操業していない投資詐欺』は古くからあり、最近も逮捕者が出たりしています。でも、投資者を信頼させるために大掛かりな芝居を打ったりしてるようですが、最近はネットを利用したお手軽詐欺が多いですね。

アズプレスも、プロジェクトページで公開されている情報だけを紹介するのも不安な面もあります。ですので、起案者の自社WEBサイトやフェイスブックページなども参照にしながら、まずはきちんと運営されている事を確認しつつ、記事を作成しています。

が、100%信憑性を裏付けて記事にするのも、難しいのは事実です。

ちなみに、大手サイトでは『社内審査を2回実施している』など信頼性をPRしている所もありますので、ご参考にして下さい。

readyfor.jp

クラウドファンディングプロジェクトが新聞記事になったり、他の媒体で紹介される事もありますので、ネット媒体で情報を集める事は重要だと思います。

そういった『実際会って取材をした』という事実も、ひとつの信頼性の担保にはなるかもしれません。今回のように、まったく実態がない、メールと画像のやり取りだけ、という事は取材も出来ない訳ですので。

皆さんも支援を決める前に、募集をするクラウドファンディングサイト自体を調べてみたり、プロジェクトページ以外も調べてから、支援をして頂くことをお勧めします。

社会問題を数字とイラストで子供たちに伝えるカルタ

最後になりましたが、盗用され、詐欺の道具に使われかけた『チャリツモ』様の本来のプロジェクトページをご紹介させて頂きます。

readyfor.jp

自社ECサイトにて販売中、との事ですので、販売ページはこちらです。

社会問題見えるカルタ

社会問題見えるカルタ

 

 ご興味のある方は、ご覧ください。